よくある質問

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Q1. 砂糖は自然食品なのでしょうか?

「自然食品」の定義は定かでありませんが、一般的には「食品添加物を使用していないもの」、「加工度の低いもの」、「昔ながらの製造方式で生産しているもの」を指す場合、「養殖やハウス栽培していないもの」、「有機農法でつくられたもの」などを指す場合などがあります。
砂糖はサトウキビ(甘蔗)やてん菜(ビート、さとうだいこん)などが光合成により生成した甘み成分(ショ糖)を抽出したものです。ショ糖そのものは加工されていないので、自然由来の甘味料ということができます。この概念は国際的にも通用しており、砂糖はnatural sweetenerとして、artificial sweetener(人工甘味料)とは区別されています。

Q2. 砂糖が白いのは漂白したからですか?
「白砂糖は漂白している」、「黒砂糖を漂白したものが白砂糖」と思っている方もいるかもしれませんが、実は白砂糖は白くありません。無色透明な結晶に光があたって白く見えているのです。雪や氷が白く見えるのと同じです。大きな氷の塊は透明に見えますがかき氷にすると白く見えるように、結晶は細かくなるほど目に白く映ります。砂糖も氷砂糖は透明に近く見えますが、上白糖やグラニュー糖などは白く見えます。
  • 上白糖

    上白糖

  • グラニュー糖

    グラニュー糖

  • 氷砂糖

    氷砂糖

Q3. 砂糖はなぜ固まってしまうのですか?

「砂糖がカチカチに固まってしまった」という経験をされた方は多いのではないでしょうか。特に「上白糖」は固まりやすい性質を持っています。
上白糖は、結晶に砂糖液を振りかけているため、外気が乾燥すると、結晶の表面についている砂糖液の水分が蒸発します。すると、溶け込んでいた砂糖が、水分が少なくなることで溶けきれなくなり、小さな結晶として現れます。この小さな結晶が、上白糖の結晶と結晶を連結する接着剤のような役割を果たして、砂糖の塊をつくってしまうのです。

Q4. 固まってしまった砂糖はどうしたらいいですか?

砂糖が固まってしまうのは砂糖液中の水分が蒸発するためです。ですから、これをほぐすには蒸発した水分を補って、砂糖の小さな結晶を再び溶かしてあげればいいのです。
簡単な方法としては、固まった砂糖をビニール袋に入れて霧吹きで水をかけ、袋の口を輪ゴム等でしっかり留めて数時間置いておくことです。霧吹きの量は固まり具合にもよりますが、1kgの砂糖に対して4~5回程度でよいでしょう。あまり吹きすぎると砂糖そのものが溶けてしまいます。 それも面倒であれば砂糖と食パンを同じ容器にいれて密閉し、一晩置いてみて下さい。食パンの水分が砂糖に移って柔らかくなります。

Q5. 砂糖はどのように保管方法するのがよいですか?

台所は煮炊きをしているため、湿度の変化が大きく、砂糖を置いておくと固まりやすくなります。また砂糖の入っているポリ袋は通気性がありますので、封を切っていなくても外気の影響を受けます。できるだけ外気の影響を受けにくい、密封できる缶や容器に入れておくことをお勧めします。

Q6. 砂糖に賞味期限が表示されていないのはなぜですか?

日本の食品表示は「食品表示法」という法律に規定されています。原則として加工食品には期限表示を行う義務がありますが、「品質の劣化が極めて少ないものは例外的に期限表示を省略できる」とされています。砂糖もその一つです。特に精製糖は、高度に精製することで不純物の含有量が極めて少なく、品質が安定しています。
現在流通している上白糖やグラニュー糖など、ほとんどの砂糖には期限表示がされていませんが、何らかの事故が発生した場合の安全対策として、製造工場や製造ラインの遡及ができるよう、製品には固有の記号などが印字されています。

Q7. なぜ上白糖はしっとりしているのですか?

グラニュー糖はさらさらしていますが、上白糖は触ると湿った感じがあります。これは、結晶に「ビスコ」と呼ばれる糖液(ブドウ糖と果糖の混合糖液)を後から添加(振りかける)しているからです。
結晶の表面に糖液が付着しているので、舌に感じる甘さは上白糖の方がグラニュー糖より強く感じます。三温糖もビスコを添加しているため、上白糖と同じようにしっとりしています。
上白糖は日本独特の砂糖で、1900年代初め(明治40年頃)から生産されるようになりました。日本の多湿な気候に合わせ、結晶同士を結合しにくくするためという説や四国の三盆白(和三盆糖)の製法を参考にしたという説があります。

Q8. 三温糖が上白糖より高価なのはなぜですか?

三温糖と上白糖では流通量に大きな差があります。上白糖は多く消費されるために回転率が早く、大量輸送・大量仕入れができるために安く販売することができます。また、実際の製造工程では三温糖の方が加熱時間が長くなるため、エネルギーコストも余計にかかっています。
  • 上白糖

    上白糖

  • 三温糖

    三温糖

Q9. 形が整った氷砂糖と不揃いのものとでは、何か違いがありますか?

氷砂糖には、結晶の形をしたものと不揃いのゴツゴツしたものの2種類があります。前者を「クリスタル氷糖」、後者を「ロック氷糖」と呼んでいます。製法の違いにより形状が異なっていますが、成分は同じです。氷砂糖は、果実酒をつくるときによく使いますが、どちらを使用しても、出来上がりに大きな差はありません。

Q10.「砂糖は骨を溶かす、カルシウムを奪う」と耳にしましたが
本当ですか?
~砂糖の俗説①

砂糖は「骨を溶かす」、「カルシウムを奪う」という古くからの俗説があります。「砂糖は酸性食品であり、砂糖を摂取すると酸性を中和するために骨のカルシウムが使われる」、あるいは「砂糖を摂取すると代謝の過程で乳酸がつくられ、これを中和するためにカルシウムが使われる」という論理ですが、これらは誤りです。
まず、砂糖は酸性食品ではありません。「酸性食品・アルカリ性食品」という分類は、食品を燃やした灰を水に溶かした溶液が酸性かアルカリ性かで分類されます。リンや硫黄を含む肉や魚は酸性食品、カリウムやカルシウムを含む野菜はアルカリ性食品とされています。一方、砂糖、特に白砂糖は完全に燃えて何も残りません。砂糖は酸性食品でもアルカリ性食品でもないのです。
また、人には体液のpHを弱アルカリ性に保つ機能があります。重度の糖尿病や腎臓病などで著しく健康を害していない限り、食物の摂取によって体液が酸性になったりアルカリ性になったりすることはありません。また、糖質の代謝の過程でつくられる乳酸は二酸化炭素と水に分解されるため、骨の代謝に影響を与えることもありません。
肉や野菜をバランスよく食べることは大切なことですが、特定の食物によって、体が酸性やアルカリ性になるということはありません。

Q11.「砂糖を摂取するとビタミンが奪われる」というのは本当ですか?
~砂糖の俗説②

糖質(炭水化物)が体内で代謝される過程では、ビタミンB1が補酵素(酵素を働かせるための酵素)として使われます。これを指して「砂糖を食べるとビタミンB1が奪われる」という人がいます。
しかし、ビタミンB1は砂糖だけでなく、ご飯やパンの主成分であるデンプンなど全ての糖質(炭水化物)の代謝に使われるものであり、砂糖の代謝の場合にのみ特に多く消費されるわけではありません。
「砂糖がビタミンB1を奪う」というのであれば、「ご飯やパンもビタミンB1を奪う」というのと同じことになります。とはいえ、甘いものやデンプン質ばかり偏食すると、ビタミンB1が多く使われることになりますので、バランスの良い食生活を送ることが大切です。

Q12. 砂糖はカロリー(エネルギー)が特に高い食品なのでしょうか?

まず、「日本食品標準成分表(七訂)」に記載されている、砂糖の1gあたりのカロリーを同じ糖質(炭水化物)に属する主な食品と比較してみます。
すると、どれもが概ね1g当たり3.5kcal~4kcalということがわかります。栄養成分表示における糖質のカロリーは1gあたり4kcalとされていますから、砂糖は極端に高カロリーな食品ではありません(炊いたお米やパン、茹でたうどん、そば、パスタといった加工した食品は水分を多く含んでいますので、同重量あたりのカロリーは低くなります)。
なお、タンパク質は糖質と同じ1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalとされています。

砂糖と食品(糖類)の1gあたりのカロリー

  • 上白糖
    3.84kcal
  • グラニュー糖
    3.87kcal
  • 三温糖
    3.82kcal
  • 黒砂糖
    3.54kcal
  • お米(生・精白)
    3.56kcal
  • 小麦粉(薄力粉1等)
    3.68kcal
  • そば粉(全層粉)
    3.61kcal

「日本食品標準成分表(七訂)」より

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