環境問題に対する取組み 
~二酸化炭素排出量削減について~

近年、世界規模で深刻な問題となっている地球の温暖化。その影響は、海面の上昇、熱波・干ばつや大雨による洪水など、気候変動を引き起こしています。温暖化の原因である温室効果ガスは、主に二酸化炭素です。
日本においても、温暖化が原因ではないかと思われる、高温等による農作物への影響や大雨の増加に伴う洪水のリスクなど国民生活にも大きく負担が掛ってきています。 日本政府は、2021年4月22日の米国主催気候変動サミットにおいて2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減する事を目指すこと、さらに50%の高みに向け挑戦を続けること等を表明しました。

各国で地球温暖化問題をはじめ、環境問題への取り組みが進む中、精糖工業会は、1997年に現在の一般財団法人日本経済団体連合会(以降、経団連)が発表した「経団連環境自主行動計画」へ参画し、二酸化炭素について排出削減目標を設定し削減に向けて取り組んでまいりました(2012年度終了)。
さらに、2006年度には、農林水産省においても「環境自主行動計画」が始まり、併せて取り組んでまいりました。
また、2013年度に「環境自主行動計画」は「低炭素社会実行計画」に移行され、精糖工業会では現在も引き続き参加しております。

【精糖工業会の二酸化炭素排出削減目標】

  • ◆基準年度:2013年度(平成25年度)
  • ◆目標指数:二酸化炭素排出量
  • ◆2030年度二酸化炭素排出量目標:
    基準年度比22%削減

資料:精糖工業会作成

精糖工業会会員会社は、目標の達成を目指して、省エネ対策の実施や二酸化炭素の排出量が少ない燃料への転換などの取り組みによって二酸化炭素の排出量削減を図ってきました。2023年度(令和5年度)の実績で二酸化炭素の排出量は、基準年度比で26%の削減となり、目標を達成することができました。
今後とも、二酸化炭素排出削減に向けて、運転方法の改善、省エネ設備の導入など取り組んでまいります。

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